インプラントの寿命

ブリッジや入れ歯と同様、インプラントも、歯科医院と患者様が協力することで、その寿命を延ばすことができます。

インプラントの平均寿命について

インプラントインプラントのチタンが腐食したり、セラミックの人工歯が虫歯になったりということはありません。
しかし、埋入されている顎の骨が溶けてしまえば、天然歯と同じように脱落してしまいます。そうです、歯周病こそ、インプラントの大敵なのです。

このようにインプラントの周囲で歯周病が起こっている状態を「インプラント周囲炎」と言います。これを防ぐ――つまりインプラントの寿命を少しでも伸ばすためには、定期的なメンテナンスとご家庭でのプラークコントロールが欠かせません。

そらいろ歯科のインプラントをお選びくださった患者様には、少しでも長く、快適にインプラントを使用していただきたいと考えております。必ず、埋入後のメンテナンスにお越しくださいますよう、ご協力をお願いします。

一般的にインプラントの10年生存率は96%以上

インプラントの平均の10年生存率は、96%以上だと言われています。入れ歯の平均3年 、ブリッジの平均8年と比べても、インプラントは優れた長期安定性を持っています。

手術を行ったドクターの技術で左右される

埋入位置、角度、深さなど、シミュレーションを再現するように正確に実行できるかということも、埋入後のインプラントの長期安定性とかかわっています。さまざまな条件を確実にクリアして最適な埋入を行うためには、ドクターの経験・技術・知識が欠かせないものとなります。

咬み合わせがずれていないか

適切な咬み合わせは、よく噛めることは当然ながら、歯列全体、顎の骨全体にその力をうまく分散してくれます。 インプラント治療の際には、この咬み合わせも重要になります。インプラントだけでなく、他の天然歯の寿命にも影響する大切なポイントです。

残存率の高いインプラントかどうか

インプラントメーカーは世界中に多数存在します。その中から、残存率の高いインプラントを選択していることも重要です。
採用しているインプラントメーカーをホームページなどに掲載しておらず、ご不安な場合には、問い合わせてみるのも良いでしょう。ご自身のお口の中に入るものですから、安全性を確認してから決断しましょう。

インプラントの寿命を延ばすには

埋入後、インプラントを長く快適に使用するためには、「定期的なメンテナンス」と「ご自宅でのプラークコントロール」に尽きると言っても過言ではありません。
歯ぎしり、食いしばりのある方には、マウスピースの使用もおすすめします。

定期的にメンテナンスを行う

定期的にメンテナンスにお越しください。口腔内のチェック、クリーニング、ブラッシング指導などを行います。

ご家庭でのプラークコントロール

歯磨きはもちろんですが、歯間ブラシ、フロス、洗口液などを併用して、毎日をきれいなお口で過ごしてください。

マウスピースの使用(場合により)

就寝中の歯ぎしり、日中の食いしばりがひどい方には、マウスピースの使用をおすすめします。

全身の健康管理が必要

タバコとインプラント

喫煙者は、非喫煙者と比べてインプラント周囲炎のリスクが数倍になると言われています。
できる限り、インプラントの前に禁煙することをおすすめします。

糖尿病や骨粗しょう症との関係

糖尿病の方、骨粗しょう症の方は、人工歯根と顎の骨の結合がうまくいかない可能性があります。また、糖尿病によって免疫力が低下すると、炎症(インプラント周囲炎)のリスクも大きくなります。
場合によっては、インプラント治療ができないことがあります。

お口とともに、ご自身の体調チェックが大切です。

インプラントの寿命に影響するインプラント周囲炎は、身体の影響を受けて起こりやすいため、日ごろから体調を整えることを意識してください。もし何か異常を感じたときには、歯科医院あるいは各専門医療機関を受診するようにしましょう。

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